Wannasalad found this one, so I'm putting it up here. Sorry Translation Team, we've got another one for you! http://www.excite.co.jp/music/close_up/interview/1210_evanpony/?lead=1 Original Spoiler EVANPONY 刺激的初体験の連続 2012年10月19日 掲載 Excite:EVANPONYは何がきっかけで、こういうことになったんですか? NOHANA:エヴァンと初めて会ったのが、今年4月に初めてアメリカツアーをした時なんですけど、一緒に楽曲制作したらおもしろそうっていうノリで始まったんですよ。曲を作っていくうちに“EVANPONY”って呼び名が付いて、それが定着するうちに、なんかカッコいいねってことになって、じゃあ一緒に組んじゃおうかって。 Excite:ものすごくアメリカンなノリで。でも可能性が広がることもお互いに感じたんですよね? SHIHO:国境を越えて言葉の違う人と一緒に音楽ができる喜びがまず強かったんです。何事も全て刺激になるだろうって。 AIMI:でも、まず驚かれたのが3人がちゃんと演奏できることで(笑)。アメリカには、本当に楽器を演奏しながらライヴをしているガールズバンドがあまりいないらしいんです。そういうところも含めてエヴァンはおもしろがってくれて、曲のちょっとしたネタを考えてくるよって。“エヴァンが感じたステレオポニー”っていうのが曲にも出ていると思います。 SHIHO:でもレコーディングの時は“自分の意見はこうだけど、どう思う?”っていうやり取りがすごくあって、こっちの意見もすごく尊重してくれたんです。その中で“こっちのほうがいいと思うから、やってみようよ”という進め方で、とても楽しかったですね。 Excite:レコーディングもアメリカでやったんですか? SHIHO:そうです。日本で自分達なりにアレンジを加えて、レコーディング前日、エヴァンと一緒にハリウッドのスタジオでプリプロに入ったんですよ。 Excite:ハリウッドのスタジオ…その言葉の響きがカッコいい!(笑) SHIHO:と思うでしょ? でも、防音されてないし、いきなり知らない外国人が入ってきたり、めちゃくちゃで(笑)。それも貴重な体験でしたけどね。そのプリプロでは、「(ドラムの)フィルは入れなくていいから、バーン!としよう」とか、「このグルーヴがいいんだよ!」とか、エヴァンはすごく熱く語っていました。シンプルなアプローチが好きなのかなって。 NOHANA:とくに「Just rock with me」はシンプルだし、使っているコードもあまり多くないんです。それでもこんなにカッコよくなるんだって思いましたね。 Excite:というか、ステレオポニーがもともと持っていた要素を、エヴァンがうまく引き出してくれたんじゃないかと。 SHIHO:それもあると思いますね。「君ならどうする?」とか「君はどうしたい?」ってよく聞かれました。当たり前の言葉かもしれないけど、日本ではあまり聞かれなかったことだったんですよね。言われてドキッとしました。ドラムを叩きながら自分はこうしたいってものを出していたつもりだったんですけど、まだまだ伝わっていなかったのかって。 Excite:アメリカは主張する文化で、自分の意見を言わないと、相手にされないところもありますからね。制作作業をしていくうちに、自分達でも新たな扉を開いている感覚も? NOHANA:そうですね。刺激、刺激、刺激…の連続でしたから。 Excite:実際にハジけてますよ、曲も音も歌も。それがポップ感にもつながっています。 SHIHO:レコーディング中も、リラックスして楽しくやろうよっていうのが大きなテーマとしてあって。スタジオも庭にプールが付いていて開放感もあって。「そういう雰囲気の中で、音楽は楽しくやるのがいちばんいいと思う」とエヴァンも言っていて、その姿勢が実は大事なことだったなって学びましたね。 Excite:楽しんで取り組まないといい曲も生まれないだろうと。シンプルにして的確な考え方ですよね。でもプール付きってことは水着でレコーディングですか?(笑) NOHANA:買いましたね、入りたくて。ベースのレコーディングが終わったらプールに飛び込むっていう(笑)。楽しかったですよ。 Excite:日本でやろうとしたら、ビニールプールで済まされそう(笑)。そんなレコーディング生活していたからなのか、歌詞の雰囲気もガラッと変わりましたね。 NOHANA:そうですね。レコーディングの合間に、向こうの空気も感じながら歌詞を書いたんです。「Just rock with me」のテーマが“一度きりの人生を楽しもうよ”で、レコーディングで経験したことも含めて、楽しまなきゃっていう想いが詰まっています。 AIMI:歌録りは、コミュニケーションが取れるのか不安だったんですけど、話せば話すほどエヴァンはいい人だし、こっちの意見も聞いてくれるし。それに歌録り専用ブースがなくて、顔を見ながらコミュニケーションも取れたんです。だから不安はなくて、ほんと楽しんで歌えたんですよ。いいと思ったものを「最高だ」って言って、最高なものを「本当に最高だ」って言ってくれるんですよ。だから悪い方向に行かないんですよね。すごくいいテンションで歌えたなって思います。 Excite:声の出方も違いますからね。もう1曲の「涙なんて見してやんない」も、エヴァンとのコラボではないものの、すごく突き抜けた気持ち良さもあります。 NOHANA:今回、初めてコンペ形式でいろいろな作曲家さんに参加してもらって、その人から見たステレオポニーってところで曲を作ってもらって。何百曲ある中から徐々に絞って、みんなで試聴会をやって、最終的にこの1曲に決めたんです。 Excite:決め手は? AIMI:すごく耳に残る曲で、メロディーが生きている曲だなと感じたんです。いちばん歌いたくなる曲だったんですよね。メロディーがとにかく印象的で、“曲”というより“歌”というイメージだったんです。アレンジ的にもステレオポニーはキメも多いんですけど、作家さんがもともとステレオポニーを意識して作ってくれたこともあって、なんか馴染むなって思いましたね。 Excite:こっちもアメリカでのレコーディングなんですよね? NOHANA:はい。スタジオは違ったんですけど、これもすごくアメリカンな環境で録りました。それに2曲ともテイク数は少ないんですよ。 SHIHO:レコーディングの雰囲気は、やっぱり音に出るなと思いましたね。リラックスしながら肩の力を抜きつつ、でも大胆にっていう。この「涙なんて見してやんない」の間奏は、向こうで大幅に変えたんですよ。その場の雰囲気とかでアレンジしていって、おもしろかったです。 Excite:『Just rock with me』は初めてづくしのシングルですね。今回の経験でバンドとしてまちがいなく一皮むけましたね。それも伝わってくる曲と音です。 SHIHO:アメリカでツアーをまわったことも影響しているんですけど、バンドとして強くなった気がします。いろんな経験をさせてもらって、たくさんの刺激をもらって、ライヴに対する気持ちもまた上がってきていて。今までとも違う新たな楽しさも感じているんです。 Excite:音楽への考え方とか自分の思考とかも変わってきています? SHIHO:私は適当になりましたね(笑)。レコーディング前に1ヵ月間、ドラムの修行も兼ねて向こうに住んでいたんですよ。向こうの人達の開放的な気持ちに影響されて、いい意味で適当になりました。 Excite:ポジティヴになったんですか。でも西海岸の人達、ほんとに適当ですよね。すごく適当な入国審査を何度も経験しました。 NOHANA:それで思い出したんですけど、私、入国審査で「ゴージャス!」って言われたんですよ(笑)。最初は何て言ってるのかわからなくて“ゴールド・ジュース”だと思ったんですね(笑)。そしたら審査官が紙につづりを書いてくれて。「Gorgeous」って曲を書こうと思ったぐらい刺激を受けましたね(笑)。 Excite:ゴージャス道を今後は極める感じですか(笑)。最近のNOHANAさんはベース・プレイも含め大胆になってますからね。 NOHANA:ゴージャス道、極めます(笑)。よりさらけ出していけたらと思いますね。 SHIHO:けっこうさらけ出してるよ、最近。この前、インドネシアのホテル内をビキニ姿で歩いてましたから(笑)。 NOHANA:だって、プールからの帰りだから普通のことですよ! みんなにジロジロ見られましたけど(笑)。もう、ゴージャスな女になります(笑)。 AIMI:AIMIはレコーディング中に改めて思ったことがあったんです。今、アメリカでやっているんだなって。それはすごいことじゃないですか。ましてや、2曲とも向こうのプロデューサーさんにやってもらって。その人達にステレオポニーはいいと思ってもらえて、一緒にやりたいと思ってもらえたこともすごいと感じたんです。客観的すぎるかもしれないけど、ステレオポニーってすごいことやってるなって思えて。 Excite:大きな自信にもなりますよね。 AIMI:そうだと思います。それがないと曲も形にできなかったと思うので。全部が刺激で、自信にもつながりましたね。 Excite:今後も新たな挑戦を続けますか? AIMI:そうですね。自分の見たことのない世界で生きていくのは大変なことだと思うんですね。沖縄から東京に来た時も衝撃を受けたんです。自分って小さかったんだなって。でも今回、アメリカへ行ったことも、自分達の音楽で新しい人達と出会えたことも、大事な経験になっています。自分はここまでしかできないって決め付けないで、いろんなことに挑戦していくことに意味があるんだなと思いますね。